2月4日は立春です。
立春は、一年の24節気の始まりで 「立」は「始り」を意味し、「春」は「暖かさと成長」を意味します。
24節気は、もともと万象学に基づいて定式化されたもので、北斗七星の柄が寅の位置を指すときに、春が始まるのです。
春の始まりは一年の初まりです。春の始まりはすべてのものの始まりであり、伝統的な概念では、春の初めには縁起の良い意味合いがあります。
春の始まりは、すべてのものが閉じられて隠されている冬の終わりを示し、風と太陽が暖かくなり始め、すべての成長と回復が蘇るのです。
秦と漢の時代以前、中国の南北の風習や文化は異なり、年初最も重要な儀式や風俗は太陰暦の初日(春節)ではなく、立春で行いました。
その後、春節の方が徐々に重要になったのです。神や先祖を崇拝し、幸運を祈り、悪霊や災害を祓い、古いものを取り除き、新しいものを歓迎するなどの主要な儀式を行う様になりました。
春が始まると暖かくなり、人体の陽のエネルギーも春の到来とともに上向き、外向き始めます。
春の陽の上昇の特徴を遵守し、陽気を保護することに注意を払う必要があります。
早寝、早起きし、春の陽気上昇の特徴に適応する必要があります。
春になると、人体の新陳代謝が活発になりますので、少し辛味を加えて、甘みを意識した食事を心がけましょう。
春は持病の予防も大事です。
「山菜は新芽に戻る時、持病を引き起こす」ということわざにあるように、春には見えないところでもバクテリアは繁殖します。
衛生面には特に注意を払う必要があります。
春の気候特性は「風」によって支配されていて、春先の病は主に風と冷気が原因です。
「黄帝の内経の古典」では、「風はすべての病気の始まりです」と述べています。寒さ、暑さ、湿気など、他の悪が風の助けを借りて人体に侵入するからです。
この「風」を防ぐには、毎朝10分間かけて、体の関節を上から下まで一回しっかり叩くことをお勧めします。
立春の開運には、鬼は外、福は内。
とにかくしっかり伝統行事を行うことが大事なのです。
蘇雷