1月20日は大寒です。
大寒は、24季の中で一年の最後の節季です。
理論上では、一年の最も寒い時期でもあります。
天候が冷たく湿度が低く、植物の成長は止まり、内部まで乾燥しているため、火の安全に特に注意する必要があります。
農歴の12月に対して、多くの言い方がありますが、その中で最もよく知られているのは「臘月」という言い方です。
乾燥した気候は、風乾燥するソーセージとハムを作るには最適で、その様な風乾燥した発酵肉製品は「蝋味」と言います。
従って農歴の12月は蝋月とも呼ばれています。
2022年の農歴春節は2月1日ですので、大寒になれば、冬から春への移行期になり、それに応じて食事と日常生活も
モデルチェンジする必要があります。
これから腎気を補う時期から、心気を補う時期に替わります。心気が強くて穏やかであれば、血の流れ良くなって、
体と手足は暖かく、自然と厳しい寒気の侵入に耐えることができます。
この一年の最後の節季には、心気を穏やかにすることと気血を和らげる必要があります。
しっかりと陽気を蓄えておきましょう。
そのため、そろそろ食事の塩味を減らし、苦味を意識した方がいいでしょう。
心気を補い、脾気や胃気の損傷を防ぐために温性食材を暖かくして食べるようにします。
ポテトチップス、ドライナッツの様な乾燥したものを食べすぎないでください。
里芋、山芋、大和芋のような粘り気の強い食材をお勧めします。
栄養成分の中にある豊富なビタミン類と食物繊維以外は、こういった食材が排便の助けにもなります。
冬の間、新陳代謝レベルの低下によって、体内に溜まった毒素を宿便と一緒に一掃させて、便秘もお口のニオイも解消されます。
2022年の2月1日から、本当の意味の虎年が始まります。
昔から釜戸のお掃除をすることによって、次の年の開運につながると考えられています。
男女問わずに、台所のお掃除をしてみたらいかがでしょうか?
蘇雷