今日は大雪です。
天候は更に寒く、小雪の季節よりも降雪の可能性が高いことを意味しますが、降雪量が非常に多いという意味ではありません。
二十四節気は、農業文明の産物です。農業生産の先進技術に伴って日本に伝来されたものです。
大雪で一番よく見られる気象現象は気温の急降下です。それに伴って、よくお漬物を仕込み始めます。
特に中国ではお肉お魚のような動物性の原料を漬け込むことが大雪から始まることが多いのです。
大雪は精気を補う最良の時期。冬の栄養の補いは、免疫機能を改善し、新陳代謝を促進します。
冬は体のエネルギーの重心が内臓に傾く時期ですから、栄養素から変換されたエネルギーを体内に最大限に蓄えることができます。
腎気を補い、体内の陽気を上げて、骨を強化するいいタイミングなのです。
タンパク質、ビタミンが豊富で消化しやすい食品とともに意識的に供給できれば一番いいのです。
大雪の前後には、オレンジなどの柑橘系の果物がたくさん出回っています。
適切に食べれば、鼻炎を防ぎ、痰を和らげ、咳を抑えることができます。
小雪に続き、肉食をお勧めしますが、油で揚げたり、焼いたりする料理法を避けていただきたいです。
そのような食べ方が脾気の消耗をもたらし、痰症が起きて、このシーズンは特に冠状動脈硬化の症状を引き起こしやすいです。
同じ原因で年配の方はお風呂は40度以下にして、15分以内にした方が良いですね。
健康と開運両方兼ねて、大根の葉っぱ、にんじんの葉っぱ、ネギ、かぼちゃ、ブロッコリー、高菜、ほうれん草をお勧めします。
そしてお漬物、乾物など冬の保存食に少しでも自分の手で作ってみるのは大雪あたりの最高の開運になります。
蘇雷